大根の栽培の過程で生まれる間引き菜=おろぬき大根はご存じでしょうか?
あまり聞き慣れない名前のため、どんな大根なのか分からないという方もいるかもしれませんが、おろぬき大根とは大根の間引き菜の事で、葉や根の部分も通常の大根などと変わらず食べる事ができます。
野菜を作る過程でどうしても間引きは行わざるおえないので、絶対に発生してしまうおろぬき大根なのですが、今回はそのおろぬき大根の保存方法や保存期間、更に保存方法で気を付けなければいけない事をまとめました!
おろぬき大根を手に入れる機会がある方は是非参考にしてみてください。
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大根の保存方法を一覧表にまとめました。印刷してみやすいところに貼っておくと、いつでも保存方法が確認できます。
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おろぬき大根の保存方法
おろぬき大根の保存方法を冷蔵・冷凍それぞれご紹介します。
冷蔵保存
おろぬき大根を生で冷蔵庫で保存する場合は、キッチンペーパーで切り口と全体を包み、保存袋などに入れて冷蔵庫で出来るだけ立てて保存します。
冷凍保存(生)
生のおろぬき大根を冷凍保存する場合は、一度おろぬき大根を水で洗い、キッチンペーパーなどで水気をふき取ります。
その後水分などが蒸発し乾燥しないようにおろぬき大根全体をキッチンペーパーで包み、冷凍用の保存袋などに入れて冷凍保存します。
冷凍保存(塩ゆで)
おろぬき大根は塩ゆでをしてから保存する事もできます。
おろぬき大根をのちにおひたしなどにする場合に便利なのが、こちらの塩ゆでしてから保存する方法です。
まず沸騰したお湯におろぬき大根の葉を塩ゆでします。
茹で上がったら粗熱をしっかりとり、水分をキッチンペーパーなどでふき取ります。
その後、お好みのサイズにカットしてから一食分ずつラップで包みジップロックなどに入れて冷凍保存を行います。
おろぬき大根の保存期間
おろぬき大根を、当日や翌日などすぐに食べる事ができる場合は、冷蔵保存でも十分鮮度を保ったまま食べる事ができますが、量が多いであったり、すぐには食べきれない場合は冷凍保存を行う事がおすすめです。
おろぬき大根を冷凍保存すると1か月もの長期間保存することができます。
また急速冷凍を行うと、より鮮度をキープすることができるため、冷凍保存を行う際にアルミバッドなどに載せて冷凍すると通常の保存よりも早く冷凍を行う事ができます。
保存を行う際は、しっかりと保存袋の口をしめて出来る限り空気を抜き、冷凍庫内の冷気や空気が直接触れないようにしましょう。
空気や冷気にふれることによって、乾燥による冷凍焼けをおこしたり空気中の雑菌が繁殖する場合もあります。
長期にわたって保存をしっかり行うためにも、おろぬき大根は極力乾燥させないようにしましょう。
おろぬき大根の保存方法で気をつけること
通常の大根と同じく、おろぬき大根は水分が多く乾燥に弱い食材です。
そのため、水洗いなどをした後はしっかりと水気をふき取り、更にキッチンペーパーなどでしっかりと包んでから保存袋に入れて保存するようにしてください。
また、保存を行う際冷蔵庫などでは立てて保存することでより鮮度をキープできるようになります。
スペース上の問題もあるとは思いますが、できるようであれば立てて保存を行いましょう。
おろぬき大根を冷凍し解凍をおこなう場合は、前日に冷凍庫へ移動させ自然解凍を行うか、時間がない時などは電子レンジで加熱、また炒め物や汁物にいれる場合は凍ったまま投入することも可能です。
おひたしなどにして食べる場合は、ゆっくりと自然な食感に戻せる冷蔵庫での解凍が一番美味しく食べる事ができます。
まとめ
今回は大根の栽培の途中に間引かれる、おろぬき大根について、保存方法や保存期間、更に保存の際に気を付けなければならないことなどをご紹介しました。
おろぬき大根は中々スーパーなどで見かけることはありませんが、農家からの直接販売やネットスーパーなどで購入することができます。
おろぬき大根は間引いた大根であるため、根の部分が通常の大根よりも細くサイズも小さくなっていますが、味や栄養価や食感も通常の大根とほぼ同じとなっています。
葉の部分だけで売られていることもあるようですが、根の部分とセットで購入した場合は、購入後すぐに葉の部分を切り落とすようにしましょう!
根の部分も葉の部分同様、切り口などから乾燥が進まないように、キッチンペーパーなどでしっかりと包んでから保存袋にいれて保存するようにしてください。
間引いた食材であるおろぬき大根ですが、捨ててしまうにはあまりに勿体ない栄養価の高い食材です。
また様々な料理の彩やアクセントとしても使えるので、是非今回ご紹介した方法を参考にして頂いて、調理に活用してください。