人参の保存方法

人参の保存方法記事のタイトル画像

様々な料理に活かせる万能野菜の人参ですが、その保存方法も実に様々です。

購入したままの状態で冷蔵保存などを行うと、意外と早くダメになってしまう人参ですが、ちょっとした工夫をすることで新鮮さを保ちながら長く保存することが出来ます。

さらに季節ごとによっても保存方法を変えたり、カットする大きさによっても適した保存方法などが変わってきます。

今回はそんな人参の保存方法を一挙まとめてご紹介します!

こちらの記事で、人参の保存方法を網羅していますので、これさえ読めばこれまでより確実に人参の保存期間が長くなること間違いなしです。

詳しくご紹介している関連記事と併せてご紹介しますので、是非最後までご覧ください。

目次

人参保存方法の一覧PDFを無料ダウンロード

人参の保存方法を一覧表にまとめました。印刷してみやすいところに貼っておくと、いつでも保存方法が確認できます。

ぜひ無料でダウンロードしてみて下さい!以下のページにて一覧をダウンロードできます。

人参を保存する際に最適な温度

人参の保存に最も適した温度は0度~5度程度となっています。

0度~5度は、冷蔵庫の野菜室が最も保存に適している温度となっており、冬場であれば室内+常温でも保存が可能ですが、一年を通して冷蔵庫の野菜室で保存するのが、もっとも人参にとって適した保存温度となっています。

人参の保存に最も適した温度について詳しく説明した記事はこちらとなっていますので是非併せてご覧ください。

人参の常温保存方法

人参は冬場であれば常温でも保存を行うことが出来る食材です。

人参を常温で保存する場合はまず葉の部分を切りおとし、水でしっかりと根の部分を洗います。
洗い終わった後は水気をよくふき取り、1本ずつ新聞紙で包んでいきます。

新聞紙で包み終わったら風通しの良い冷暗所に立てて保存を行います。

常温で人参を保存する場合の詳しい方法や注意点などはこちらでご紹介しています。

人参を冷蔵庫で保存する方法

人参を冷蔵庫で保存する場合は、葉の部分を切り落とし全体をキッチンペーパーや新聞紙で包んでから保存袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室で立てて保存を行います。

派の部分を切り落としてから一度水で良く洗い、水気をしっかりふき取ってから新聞紙などで包むようにします。

カットした人参は切り口をラップなどで包んでから全体を包むことで保存期間が長持ちします。

冷蔵庫での保存方法はこちらの記事で詳しくご紹介していますので、併せて参考にされてみてください

人参を冷凍庫で保存する方法

人参を冷凍庫で保存する場合は、その後の調理別に予めカットをしてから保存をすると便利です。

人参を冷凍する場合は、葉の部分を切り落とし水洗いしたあと、しっかり水気をふき取り、いちょう切りや乱切り輪切りというように、カットをしておきます。

カットした人参を冷凍用フリーザーバックなどにいれ、出来る限り平らにしてから冷凍庫で保存をします。

冷凍した人参を使う場合は、解凍せずそのまま調理に使う事ができるので料理の時短にもなります。

人参を冷凍保存する場合の詳しい保存方法などはこちらの記事でもご紹介していますので是非参考にされてみてください。

切った人参の保存方法

色々な料理に使うためにカットを行った人参が余ったり、予めカットを行っている人参を保存する場合は、カットした人参の水分をキッチンペーパーなどでしっかりとふき取り、ジップロックなどの密閉できる袋に入れてから冷蔵庫で保存を行います。

カットした人参は、丸ごと1本の人参と比べて傷みやすくなるため出来る限り水分や空気に触れさせないように保存を行います。

カットした人参を保存するための、詳しい方法はこちらの記事でご紹介していますので、併せてご覧ください。

人参レシピ(料理)の保存方法

人参は幅広い料理にアレンジできる野菜のため、常備菜としても人気の高いレシピが数多くありますが、人参を使ったレシピを保存する場合、多くは冷蔵庫や冷凍庫で保存を行います。

また保存を行う場合は、密閉できる容器や袋などに入れ出来る限り傷まないように空気に触れさせない事が保存のポイントとなっています。

こちらの関連記事では、人参グラッセ・にんじんしりしり・人参ジュース・人参ラぺの保存方法を詳しくご紹介しています。

保存の際の注意点や保存期間などもご紹介していますので、是非参考にされてみてください。

人参の部位によっての保存方法

人参を保存する場合、葉の部分などは切り落とすことが多いですが切り落とした葉の部分や皮を剥いた状態の人参、更に土が付いた状態の人参などの保存方法をご紹介します。

ヘタ

人参のヘタの部分は購入後直ぐに切り落としておくのが保存のポイントとなっていますが、ヘタに葉が付いている場合は葉の部分を保存する事ができます。

既に葉の部分が切りおとされたヘタの部分はそのまま処分しましょう。

人参のヘタの部分は、そのままにしておくと人参内部の水分や栄養分を吸収してしまうため、人参を保存する場合は必ず切り落としておきます。

人参のヘタの部分を切り落とす理由などはこちらの記事で詳しく説明していますので、是非ご覧ください。

皮を剥いた人参

皮を剥いた人参は、冷蔵保存や冷凍保存で保存する事ができます。

冷蔵保存を行う場合は人参の水分を吸収するために、一つずつキッチンペーパーや新聞紙で包み、更にジップロックなどに入れて冷蔵保存を行います。

冷凍で保存する場合は、カットした人参を一旦茹でてから水気をふき取り、粗熱を取ってから冷凍用のジップロックなどに入れて冷凍庫で保存をします。

皮を剥いた人参を保存する方法はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

人参の葉

栄養価も豊富な人参の葉は、冷蔵保存や冷凍保存で保存することができます。

人参の葉を冷蔵で保存する場合は、葉の部分を根元から切り落として、濡らしたキッチンペーパーや新聞紙などで包み、保存袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。

冷凍保存を行う場合は、人参の葉を根元から切り落とし、水洗いをしたあと葉を適当な大きさにカットしてからお湯で一旦茹で、粗熱を取ったあと、水気をしっかり切ってからジップロックなどに入れて冷凍します。

人参の葉の保存方法や気を付けなければいけないポイントなどはこちらの記事でご紹介しています。

土付き人参

土付き人参は葉の部分を切り落としてから、土が付いた状態のまま土の中で保存することで長持ちをさせることができます。

畑などが自宅にある場合、土付き人参の葉を根元から切り落とし、土は洗い流さずそのまま土の中で立てて保存します。

人参は元々土の中で育つ野菜の為、収穫前と同じ条件で保存することで人参にストレスを与えることなく保存できます。

土付き人参の保存方法はこちらの記事で詳しく解説していますので、是非参考にされてみてください。

季節によっての人参保存方法

人参は一年を通して冷蔵庫や冷凍庫で保存を行いますが、冬場など気温が低い時期であれば常温でも保存が効く食材です。

こちらの項目では季節ごとに適した保存方法をご紹介します。

春に人参を保存する場合は、住んでいる地域にもよりますが常温か冷蔵・冷凍保存が適しています。

人参の適切な保存温度は0度~5度程度となっているため、春先でもまだ寒い地域などは常温でも保存が効きますが平均的な気温の地域などは冷蔵庫や冷凍庫で保存を行うといいです。

保存を行う場合は冷蔵庫で保存する方法や冷凍庫で保存する方法と同様に、葉元を切り落とし水洗い後に水気をふき取ってから乾燥対策としてキッチンペーパーや新聞紙で包み冷蔵庫、もしくは密閉できるフリーザーバックなどに入れて冷凍庫で保存します。

人参は暑さに弱い食材のため、夏に人参を保存する場合は必ず冷蔵庫か冷凍庫で保存をします。

保存方法はこれまでご紹介した冷蔵庫や冷凍庫での保存方法と同様で、葉元を切り落とし水洗い後に水気をふき取ってから乾燥対策としてキッチンペーパーや新聞紙で包み冷蔵庫、もしくは密閉できるフリーザーバックなどに入れて冷凍庫で保存します。

夏場は常温や土中での保存は出来ませんので、注意点なども併せて是非関連記事もごらんください。

冬に最盛期を迎える人参は、常温・冷蔵・冷凍・土中などで保存を行うことができます。

中でも土中保存なら春先まで数か月に渡って保存が出来るなど、長期的な保存も可能となっていますが、常温でも1か月程度保存をすることができます。

冬に人参を保存する方法をこちらの記事で詳しくまとめていますので、是非参考にされてみてください。

用具を使った人参の保存方法

人参は冷蔵庫などで保存するだけでなく、発泡スチロールや籾殻などを使って保存することもできます。

一度に多くの人参を保存できる方法でもありますので、人参を沢山入手した場合などの保存の参考にされてみてください。

発泡スチロール

人参を発泡スチロールで保存する場合、人参の葉の部分を切り落とし水で良く洗ってから水気をふき取り、新聞紙などで一本ずつ包んでから発泡スチロールに立てて入れていきます。

この時、発泡スチロールの底に2か所程穴をあけ通気性を良くしておくことで、常温でも保存をすることができます。(夏場などの暑い時期は避ける)

発泡スチロールでの保存方法はこちらの記事で詳しくご紹介していますので、是非ご一読ください。

購入した人参は袋を使って保存する事も可能となっています。

人参の葉元を切り落とし、水で良く洗ったあとにしっかりと水気をふき取り、キッチンペーパーや新聞紙で全体を包んだあと、ポリ袋などに立てて入れ、袋の口をしっかりと縛ってから冷蔵庫に立てて保存します。

人参は乾燥や水分に弱い食材のため、冷蔵庫内の空気や冷気に触れないようにしっかりと袋を縛っておきましょう。

袋を使った人参の保存方法はこちらの記事でご紹介しています。

ラップ

ご家庭に必ずあるラップを使うことで簡単に鮮度を保ちながら人参を保存することができます。

人参の葉元を切り落とし、皮ごと水洗いしたあと水気をしっかりとふき取り、ラップで人参をしっかりと密閉させて包んでいきます。

人参をラップで一つずつ包んだら、ジップロックなどの密閉できる袋に入れて冷蔵庫で保存を行います。

ラップを使った人参の詳しい保存方法はこちらの記事でご紹介していますので、是非参考にされてみてください。

新聞紙

人参を新聞紙で包むことで常温や冷蔵庫で保存を行うことができます。

土付き人参などの場合は、葉元を切り落としてそのまま土が付いている状態で新聞紙で包み、冬場などは冷暗所で保存することで常温でも保存をすることができます。

冬場以外の季節、また土が付いていない状態の人参の場合は、一旦水洗い後水気をしっかりとふき取ってから新聞紙で包み、冷蔵庫に立てて保存することで3週間程度保存をすることができます。

新聞紙を使った人参の保存方法はこちらの記事でご紹介していますので、是非ご覧ください。

籾殻

深めの発泡スチロールなどに籾殻を入れることで人参を土中保存のように保存することができます。

人参は葉元を切り落とし、土が付いているものは土付きのまま、既に土がない状態のものは一度水洗いをした後水気をしっかりとふき取っておきます。

発泡スチロールに籾殻を入れ、その中に人参を立てて入れていき、その上から籾殻を被せていきます。

人参を埋める時は立てて埋めていき、人参同士が接触しないように入れていきましょう。

籾殻を使った人参の保存方法はこちらの記事で詳しくご紹介していますので、是非併せてご覧ください。

農家や畑での保存方法

農家や畑で収穫した人参は、冬場~春先にかけての場合育った土の中で保存することで長期的に保存を行うことができます。

人参を収穫後保存をするためには、人参の葉の部分を切り落としてから再び土の中に立てて戻すことで、収穫前と同じ環境で保存することが可能です。

土中保存を行うことで数か月保存することが出来るので、自宅に畑などがある場合は冬場は土中保存を行った方が鮮度をたもつことが出来ます。

農家や畑で人参を保存する方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

大量にある人参の保存方法

人参を大量に保存したい場合は、土中・冷蔵・冷凍・常温(冬場のみ)など保存先をいくつかにわけることで効率よく無駄なく保存することが出来ます。

最も長く保存できる方法は土中保存となっていますが、自宅に家庭菜園や畑などがない場合や、夏場などは気温が高い時期などは、冷蔵庫や冷凍庫での保存が適しています。

冷凍庫で保存する場合が1か月程度保存することができますので、使用頻度や用途に併せて保存先をわけていきましょう。

生でも食べれて食感の変化も感じにくいのは冷蔵保存になっていますが、冷凍と比べると保存期間も少し短くなるため使えるレシピなどに合わせて上手に冷凍保存などと組み合わせるといいですね。

こちらの記事でもご紹介していますので、是非参考にされてみてください。

その他の人参保存方法

人参は塩漬けなどにすることでも保存ができる野菜です。

こちらでは塩漬けにした人参やすりおろしたもの、更に乾燥人参や茹でた人参、立てて保存をする方法などをご紹介します。

塩漬け

人参は水洗いしたあと細切りにして一旦水で洗い水気をよく切ったら、塩を小さじ1程度ふり全体に行きわたるように軽く揉んでいきます。

人参から水分が出てきたら、再度水気を切りタッパーやジップロックなどの保存できる容器や袋に入れて冷蔵庫で保存します。

塩漬けにして人参を保存する詳しい方法はこちらの記事でご紹介していますので、是非ご覧ください。

すりおろし

赤ちゃんの離乳食などにも使えるすりおろした人参は、冷凍保存をすることで便利に保存することができます。

すりおろした人参の水分を切り、ジップロックなどの密閉できる袋に入れて、出来る限り平らにして冷凍庫で保存をします。

凍らせる時に予め菜箸などで痕を付けておけば使う時に割って取り出しやすくもなります。

すりおろした人参の保存方法や保存期間などはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

乾燥

完全に乾燥させた人参は、密閉できる保存瓶などに入れて乾燥材とともに入れることで常温でも保存することができます。

更に乾燥人参が出来上がったら、ジップロックなどの密閉できる袋に入れて冷蔵保存をすることも可能です。

冷凍保存をする場合は、完全にドライの状態にした乾燥人参を、切り方別に冷凍用のフリーザーバックに入れてしっかり封をしめてから冷凍庫で保存します。

乾燥させた人参の保存方法や注意点はこちらの記事でご紹介しています。

立てて

人参の葉の部分は全て切り落とし1本ずつ水洗いをし、キッチンペーパーなどでしっかりと水気をふき取っていきます。キッチンペーパーで包みポリ袋に入れて袋の口をしめ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。

立てるときはカットした牛乳パックやペットボトル、プラスチックケースなどにいれると簡単に野菜室の中でも立てることができます。

人参を立てて保存する理由や、保存の際の気を付けなければいけないことなど詳しくはこちらでご紹介しています。

茹でて

人参の皮を剥いたら調理しやすい形にカットし、水を入れた鍋に入れ茹で芯が残る程度のかたさにゆでていきます。粗熱を取ったら人参の水分をしっかりとふき取っていき、ジップロックやタッパーなどの密閉できる袋や容器に入れて冷蔵庫で保存します。

また冷凍用のフリーザーバックなどに、出来るだけ人参が重ならないように入れることで冷凍保存を行うこともできます。

茹でた人参の保存方法はこちらで詳しくご紹介しています。

人参の保存期間

人参の保存方法には数日しかもたないものから、1か月近く保存ができるものまであり、知っているのと知らないのとでは大きな違いです。

そこで人参の常温・冷蔵保存・いかにんじんの保存・長期保存・人参の漬物の保存期間をまとめました。

冷蔵庫で人参を保存する場合、丸ごと1本の場合の保存期間は約3週間~1か月・いちょう切りや千切りにカットした人参は3日~4日ほど保存することが出来ます。

常温で保存する場合、丸ごと1本なら保存期間は最長で1か月程度となっています。

いかにんじんは、冷蔵庫で保存することで4日~5日程度保存することが出来ます。

また常温の場合は最長で1か月程度・冷蔵保存の場合は2週間~3週間程度、冷凍保存は約1か月程度・土の中で保存した場合は2カ月程度保存することができます。

長持ちするイメージのある漬物などは意外と日持ちがせず、人参の漬物を保存した場合の保存期間は冷蔵保存で約5日~1週間となっています。

詳しい内容はこちらの記事でもご紹介していますので、是非併せてご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次