1年を通して手に入れることが出来る人参ですが、実は秋に出荷の最盛期を迎える秋野菜でもあります。
自宅の家庭菜園や畑で栽培している方などはこの時期に大量の人参が収穫できるようになり、知人や友人などから沢山おすそ分けしてもらった!という方もいますよね。
ですが、そのまま保存してしまうと以外と傷みやすい人参。
どのように保存すれば無駄なく使い切れるのか、簡単に長期保存する方法はないか気になる所です。
そこで今回は、籾殻を使った人参の保存方法をご紹介します!
ご自宅に畑や家庭菜園等がなくても、簡単に長期的な保存が可能となりますので、是非参考にされてみてください。
人参保存方法の一覧PDFを無料ダウンロード
人参の保存方法を一覧表にまとめました。印刷してみやすいところに貼っておくと、いつでも保存方法が確認できます。
ぜひ無料でダウンロードしてみて下さい!以下のページにて一覧をダウンロードできます。
籾殻を使った人参の保存方法
籾殻を使った人参の保存方法をご紹介していきます。
人参は葉の部分を全て切り落としておきます。
土付きの人参は、土は洗い流さずそのまま土のついた状態で大丈夫です。
人参を立てて入れても少し余る位の深さの段ボールを用意し、その中に籾殻を敷き詰めていきます。
保存する人参の量や、大きさによって段ボールと籾殻の量は調節してください。
段ボールに籾殻を敷き詰めたら、人参を重ならないように1本ずつ立てて埋めていきます。
この時人参同士が接触してしまうと、傷みやすくなるため少し間隔をあけて埋めていくようにします。
人参を立てて埋め終えたら、人参がしっかりと全て埋まるように再度籾殻を上から被せていきます。
籾殻を入れ終えたら段ボールの箱の蓋を少し開けた状態にしつつ閉めていきます。
人参を全て籾殻にいれ、段ボールの蓋も少し空いた状態で準備が出来たら、風通しのいい冷暗所で保存します。
人参が大量にあり、家庭に畑や家庭菜園がない場合でも段ボールと籾殻さえあれば簡単に保存を行うことが可能です。
人参を最も長く保存できるのは収穫前と同じ土中保存です。
籾殻を使う事でその土の中と似た環境にすることができるため、初冬から春にかけての長期保存ができるようになります。
籾殻を使った人参の保存期間
住んでいる地域の気温や保管状況などにもよりますが、秋から春頃まで長期保存が可能な籾殻を使った保存。
人参から芽が出てくる3月末ごろまで保存が出来ます。
籾殻を使って冷暗所で保存することで、育った土の中と同じような環境で保存することが可能なため、このような長期間の保存が可能となりますが、秋から春先以外の季節では気温が上がるため保存期間が短くなります。
収穫に適した時期から冬を跨いで保存できる期間となっているため、これから人参を保存したいと考えている場合は季節や気温など外的要因を考慮して保存を行うようにしてください。
籾殻を使った人参の保存方法で気をつけること
人参は元々土の中で縦で育つ野菜のため、人参を籾殻に埋めるときは必ず立てて埋めるようにし、また人参の葉の部分は必ず切り落としておきましょう。
葉の部分が残っていると、葉が人参の栄養や水分を吸収し傷みやすくなる原因となります。
また人参を複数籾殻に埋める時は、人参同士が接触してしまうとそこから傷みやすくなり、せっかくの籾殻を使った保存でも保存期間が短くなってしまいます。
籾殻を使って越冬させるほどの長期期間の保存を行いたい場合は、上記のポイントをしっかりと守って保存を行うようにしてください。
また籾殻は人参の他にも根菜類の大根なども同じく長期保存ができるようになります。
簡単に用意ができて長期間の保存が可能となりますので、是非試してみてくださいね。
まとめ
今回は籾殻を使った人参の保存方法を保存期間や保存を行う際の気を付けるべきことと併せてご紹介させて頂きました。
人参は水分や乾燥に弱く、収穫をしてしまうと意外と早くに傷んでしまう野菜のひとつです。
ですが、土の中の環境と似た状態にしてあげることで春までの長期保存が可能となる野菜でもあります。
また籾殻以外に、冷蔵庫や冷凍庫でも保存が出来、こちらは数週間から1か月程度の保存が可能となっているため、使う分だけ籾殻からだしてもよし、使用用途に合わせて冷凍や冷蔵保存と併用して保存すると、大量にある人参でも効率よく使い切ることができそうですね。
栄養価も高く、小さなお子様から年配の方まで家族みんなに食べて欲しい代表の野菜でもある人参。
マンションやアパートといった菜園や畑のないご家庭でも、春先まで鮮度も保ちながら長期に渡っての保存ができるため、是非人参を沢山入手した場合は、籾殻を使った保存方法を実践してみてください。