色々な料理に使えるアレンジ自在の大根。
赤ちゃんから大人まで食べれる貴重な野菜の一つですが、できれば長く保存できるものを作りたい、大根を余らせず使い切れるようにしたいなどといったお悩みもあると思います。
そこで今回は大根の保存食を一挙大公開!
定番の保存食から、あると便利な常備菜など大根で作れる保存食をご紹介しますので、是非参考にされてみてください。
大根保存方法の一覧PDFを無料ダウンロード
大根の保存方法を一覧表にまとめました。印刷してみやすいところに貼っておくと、いつでも保存方法が確認できます。
ぜひ無料でダウンロードしてみて下さい!以下のページにて一覧をダウンロードできます。
大根の保存食
大根には様々な保存食がありますが、ご家庭でもカンタンに作れて長持ちする保存食を中心にご紹介していきます。
切り干し大根
和食の定番メニューで、昔から長期保存ができるとあり重宝されてきた「切り干し大根」。
薄く切った大根をザルに広げ、乾燥するまで天日干しにすることで作れます。
食べるときは水に戻すことで干す前のような姿に戻すことができる切り干し大根。
超長期的な保存ができる事から、災害時の保存食としても重宝されています。
切り干し大根の作り方や保存方法についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので是非合わせてご覧ください。
離乳食
小さな赤ちゃんが食べる分なので製氷皿などに入れて凍らせたり、ジップロックに入れて一食分ずつ保存することで約1か月程度保存することができます。
解凍する際には、レンジなどで加熱して食べることができます。
一度作ってしまえば1週間分はすぐに確保できるのもありがたいですよね。
大根は本来、しっかりと乾燥対策や、空気に触れさせないように冷凍保存することで1か月程度は保存がきく野菜ですが、離乳食はまだ赤ちゃんの体に与えるものとなりますので、1週間物くらいの量で調節して作ると安心して食べることができます。
また、大根は先端に向けて辛味がますので、離乳食に使う大根の部位は、中心~葉の部分を使うようにしましょう。
大根の離乳食については、こちらの記事でもご紹介していますので、是非合わせてご覧下さい。
煮物
煮物なのに冷凍?と思う方もいるかもしれませんが、実は大根は冷凍を行う事でその後解凍した時に味がしみ込みやすくなるというメリットもあります。
大根の煮物を冷凍保存する詳しい方法はこちらの記事でご紹介しています。
漬物
長期保存用としてカンタンに美味しく出来るのが大根の甘酢漬けで、甘酢漬けにする事で最長3か月程度保存することができます。
作り方としては皮を剥いた大根を漬物容器に入れ、その上に塩をかけてから重石を乗せてしっかりと大根から水分が上がってくるのを1週間ほど待ちます。
その後水を捨てて、砂糖・酢を入れて再び1か月程おいておきます。
大根の甘酢漬けについては、こちらの記事でも詳しくご紹介していますので是非ご覧ください。
干し大根
秋から冬にかけて、家の軒先などに丸ごとの大根が吊り下げられているのを見た事がある方もいるのではないでしょうか?
あれは干し大根と呼ばれる、昔から厳しい冬の時期を越すために用いられてきた方法で、冬が本格的に訪れる前に大根を干す事で、冬の間中食べ物に困らないようにするための物です。
干し大根は、その後たくあんになる事が多いのですが、しっかりと干した大根は切り干し大根同様、うま味や栄養がギュッと詰まってとても美味しいものとなります。
たくあん以外にも様々な料理に使う事ができ、また上越地方では郷土料理のひとつ「はりはり漬け」になります。
はりはり漬けにした大根は、ご飯やお酒のおつまみになったり、お節料理の一品としても使われるなど、生活に合わせ様々なシーンで食べれます。
雪が多く降る地域では、冬の訪れを知らせる風物詩となっていた頃もありますが、現在ではその姿を見かける機会も減ってきましたね。
雪の降る地域以外でも作る事ができますので、是非チャレンジしてみてください。
まとめ
今回はアレンジ自在の万能野菜・大根の保存食についてご紹介させて頂きました。
切り干し大根や干し大根など、昔からの知恵で長期保存が可能な大根ですが、冷凍保存を行う事で家庭でも簡単に1か月もの間保存できるようになります。
大根は冷凍を行う事で繊維が破壊され、解凍後は柔らかくなったり味がしみ込みやすくなったりと、煮物や炒め物など時短できるメリットもあります。
今回は1か月程度保存できるものから更に長期に渡って保存できる大根の保存食をご紹介しました。
是非、無駄なく使い切るためにもご紹介した保存食を参考にしてみてくださいね。