間違った大根の保存方法は柔らかい状態になる理由

大根を購入後、しっかり保存をおこなっていたつもりでも、いざ使う時にぶよぶよと柔らかくなってしまっている事はありませんか?

きちんと冷蔵庫で保存していたはずなのに、どうして?と思いますが、実はこれは大根の水分の調節・湿度管理を間違ってしまったから。

そこで今回は、大根を間違えて保存してしまった場合の対処法や、大根が柔らかくなってしまう理由などをご紹介します!

大根を保存する際に、覚えておいて欲しいこととなりますので、是非最後までご覧ください。

目次

大根保存方法の一覧PDFを無料ダウンロード

大根の保存方法を一覧表にまとめました。印刷してみやすいところに貼っておくと、いつでも保存方法が確認できます。

ぜひ無料でダウンロードしてみて下さい!以下のページにて一覧をダウンロードできます。

間違った大根の保存方法は柔らかい状態になる理由

大根が柔らかい状態になってしまうのは、保存方法に原因があるのですがポイントとしては水分・湿度管理・保存場所の3つです。

一つずつご紹介していきます。

水分

大根は水分を多く含む野菜で、全体の95%が水分で出来ていると言われています。

このバランスを維持することが新鮮さを維持する事に繋がるのですが、大根が柔らかくなってしまうのは、この水分量が激しく減っている・もしくは過剰に増えている可能性が高いです。

冷蔵庫で大根を保存する際、そのまま冷蔵庫に入れてしまうと冷蔵庫内の湿気を吸い、大根全体の水分量が増えて柔らかくなってしまいます。

湿度管理

大根は水分の調節が鮮度を守る秘訣とご紹介しましたが、湿度も密接に関わっています。

大根を乾燥させないようにと思い、長時間水につけたりするとこちらも水分の過剰摂取で大根が柔らかくなってしまいます。

大根の、ベストな水分量はまさに収穫した時の状態と同じであり、水分が多すぎても少なすぎても大根の状態に変化を起こしやすくなります。

保存場所

大根を保存するのに最も適した場所は、冷暗所です。

そのため、直射日光がよくあたる暖かい場所などで保存を行うと大根が乾燥し水分が抜けてしなびて柔らかくなってしまいます。

大根を美味しく保存する為には、水分量を減らしすぎても増やしすぎても良くない事から、保存を行う時にはしっかりと、全体をキッチンペーパーや新聞紙で包み、水分が抜けるのを防ぐ+乾燥から大根を守ることを意識してみてください。

こちらの関連記事では、大根の正しい保存方法をご紹介していますので是非ご覧ください。

柔らかい大根は食べられる?

柔らかくなってしまった大根でも、食べる事はできます。

大根は正しい保存方法をおこなっていたとしても、時間の経過とともに徐々に柔らかくなっていきます。

柔らかくなってしまった大根は食感が変化しているため、生で食べるよりも冷凍保存を行ったときと同じく煮物や炒め物、汁物など味をしっかりつける料理に使うと食べやすくなります。

ただし、極端にぶよぶよになっている場合や、傷んで大根全体が変色している場合、また異臭がする場合は使わずに廃棄をした方がいいです。

柔らかい大根の復活の方法

一度柔らかくなってしまった大根を完全に元に戻す方法はありません。ですがそれに近づける方法はあります。

STEP
大根の皮はそのままで輪切りにする

水分が減り柔らかくしなしなになってしまった大根を、皮付きのまま輪切りにします。

STEP
切った大根をボウルに入れ、水を入れる

輪切りにした大根を、大きめのボウルに入れ大根がかぶる位の水を入れます。

STEP
水が減ってきたら水を継ぎ足し2時間程そのままにする

大根が水を吸っていくので、水が減ったらその都度水を入れ替えて常に大根が水に浸かっている状態にします。

そのまま2時間程度置いておくと、大根の水分量があがりシャキシャキとした食感を取り戻すことができます。

その他の方法として、大根を蒸しても同じような効果が得られます。

大根を蒸す場合は、そのまま蒸し器に入れて蒸していくだけとなり、蒸すことで徐々に大根の内部に水分を浸透させることができます。

一度水分が抜けて柔らかくなってしまった大根を、完全にもとの状態に戻す事は難しいですが、水に漬けたり蒸したりする事で、大根の水分量があがり、元の状態に近づけることができます。

水分が増えると余計柔らかくなるようなイメージがあるかもしれませんが、大根がしなびて柔らかくなる原因の多くは、「水分が減ったことによるもの」なので、水分を与えてあげると元の大根に近い食感に戻すことができます。

まとめ

今回は間違った保存方法により、柔らかくなってしまった大根についてご紹介しました。

大根が柔らかくなってしまう大きな原因は「水分」が関係しており、この水分量を大きく変化させないことが、大根の鮮度を保ったまま保存することに繋がります。

また柔らかくなってしまった大根は、決して食べられない訳ではなく、調理次第では食感の変化に気づくことなく食べる事もできます。

元々柔らかくし味をしみ込ませる必要のある煮物や、しっかり味をつける炒め物、更にはお味噌汁といった、加熱調理につかうと違和感なく食べる事ができます。

また、どうしても大根をシャキシャキにしたい!という場合は、大根の水分量を一時的に増やしてあげる事で、シャキシャキとした食感を作る事ができますが、購入したばかりの頃と同じレベルにまで戻すことは難しいです。

間違った保存方法で柔らかくなってしまった大根ですが、簡単な手間を掛ける事で食べきることはできますので、是非一度試してみてくださいね。

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