葉付きの新鮮な大根を手に入れた時など、葉の部分が大きく育っているためどうやって保存をしようか迷った経験などはないでしょうか?
そのまま保存しようにも、意外と冷蔵保存ではすぐにダメになってしまい使い切れずに捨ててしまった…なんて方も多いと思います。
ですが、大根の葉は根にはない栄養素なども豊富に含んだ貴重な部分!
捨てるのはあまりにもったいないです。
そこで今回は、大量の大根の葉でもしっかり保存する事が可能な、大根の葉の干し方についてご紹介します。
干す事によって嵩が減り、大量でも保存する事ができますので是非参考にしてみてください。
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大根の保存方法を一覧表にまとめました。印刷してみやすいところに貼っておくと、いつでも保存方法が確認できます。
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大根の葉の保存方法(干し方)
大きく育った大根の葉を干して保存するための方法をご紹介します。
茹でた場合
大根の葉には細かい土や小さい虫などが付着している事も多いので、茹でる前にしっかりと水で洗います。
洗い終わったら水気をきります。
たっぷりと沸かしたお湯に、塩を入れ大根の葉を茎の方から入れていきます。
葉の部分まで全体が浸かったら、そのまま1分程度さっとゆで、茹で上がった葉の部分は水に取ります。
水気を軽く絞ったら、風当たりの良い場所で干します。
この時日当たりの良い場所なら完全に乾くまで3日程度かかり、仕上がった大根の葉は茶色くなります。
反対に日陰で干す場合は、完全に葉が乾燥するまで1週間程度かかりますが仕上がりが緑色になります。
どちらも風通しの良い場所でハンガーや干しかご等を使って干すと良いですね。
生の場合
大根の葉には土や虫が付着している場合も多いので、干す前にしっかりと葉の部分を洗います。
洗い終わった葉の部分は、ザルに拡げるかハンガーや干しかごなどを使って風当たりの良い場所に干していきます。
この時、葉の部分が重なっているとカビが発生する原因ともなるので、葉同士ができるだけ重ならないようにします。
風当たりの良い日なたに干した場合はおよそ半日程度で半乾き(セミドライ)状態になりますが、まだ乾いていない部分があれば裏返したりして、全体が均一に乾いていくように様子をみます。
完全に乾かすには、3日程度干すようにしてください。
大根の葉の保存方法(干し方)はどれくらい持つ?
しっかりと乾燥をさせた大根の葉は、その後細かく刻んだりお好きな大きさにカットしてジップロックなどの密閉できる袋に入れて冷蔵庫で保存します。
干さずに保存した場合、冷蔵庫でも3日程度しか保存することの出来なかった大根の葉ですが、乾燥(セミドライ)させた事によって1か月は保存ができるようになります。
乾燥させる事によって、うま味や栄養素が凝縮されただけでなくそのまま冷蔵保存を行うよりも遥かに長い期間保存できるのも嬉しいですよね。
大根の葉の保存方法(干し方)で気をつけること
大根の葉を小量だけ干す場合はあまり関係ありませんが、一度に沢山干す場合、スペースの問題などから大根の葉を重ねて干してしまいたくなるかもしれませんが、大根の葉を重ねてしまうとその部分に湿気がこもり、カビが発生する可能性があります。
また屋外に干す場合は鳥や動物にかじられたりする危険もあるため、ネットや干しかご等の動物対策も必要となってきます。
大根の葉を干すには数日という長い時間干す事となるので、動物対策は必須ですよね。
また大根の葉を干す時期によっては乾燥までにかかる時間も変わってきますので、干しながら時折確認を行うようにしてください。
まとめ
今回は栄養素が豊富に含まれている、大根の葉の部分の干し方や気を付けなければいけない事をご紹介させて頂きました。
大根の葉は根の部分に比べても多くの栄養素が含まれており捨てるのはあまりにもったいないですよね。
乾燥させた葉の部分を料理に使う際には、水で戻すことで使えるようになるのでとっても簡単ですよね。
乾燥をさせる時に日陰を選ぶか日なたを選ぶかにより、乾燥にかかる時間や出来上がった後の色味などが変化しますがお好みにあわせて乾燥を行うようにしてください。
出来上がりまでに数日から1週間程度時間がかかりますが、その分栄養もうま味も凝縮された長期保存食が自宅で作れるようになります!
今まで大根の葉は使わずに捨てていたというかたも、是非こちらの記事を参考にチャレンジしてみてくださいね。