干した(乾燥させた)大根の保存方法

大根を長期保存するのに昔からの知恵が生かされている切干し大根。

乾燥させることで、通常よりもはるかに長い期間保存する事が可能となっていますが、どうやって作り、保存したらいいのか分からない事も多いですよね。

そこで今回は干した大根の保存方法を徹底紹介!

干した大根の作り方から保存方法、更には干す事によって得られるメリットなどをご紹介します。

目次

大根保存方法の一覧PDFを無料ダウンロード

大根の保存方法を一覧表にまとめました。印刷してみやすいところに貼っておくと、いつでも保存方法が確認できます。

ぜひ無料でダウンロードしてみて下さい!以下のページにて一覧をダウンロードできます。

干した(乾燥させた)大根の作り方

大根を干す事で出来る切干し大根の作り方を、切り方別にご紹介していきます。

スライス

大根を短冊切りや細切り、いちょう切りなどにカットし、重ならないようにザルに並べ天日干しを3日~5日程度行います。

大根の切り方や厚みによっても乾燥させる時間など変化をしてしまいますが、大根から完全に水分が抜けるまで乾燥させていきます。

水分が大根に残っていると後からカビがはえる原因ともなるので、しっかり水分が抜けた事を確認してください。

また雨の日や夜間は室内にいれるなどし、干した大根が濡れない様に気を付けてください。

輪切り

大根の皮を剥き3mm~5mm程度の厚さに切り、重ならないようにザルの上に広げて天日干しを行います。

雨の日や夕方以降は室内に置くなどしてしながら、干した大根が完全に乾燥するまで3日~5日程度乾燥させます。

丸ごと

丸ごと1本の大根を干す場合は、まず大根を水洗いし、大根の葉を切り落とします。

その後大根の水気をキッチンペーパーなどでしっかりふき取り、紐で大根の両端をしっかり結びます。

丸ごと干す大根が複数ある場合は、同じようにどんどん紐につけていき、結び終えたら風通しの良いベランダや軒下などに吊るしておきます。

干す期間はおよそ10日~2週間ほど。

大根の水分が抜け、サイズ感も小さくなり、ひらがなの「つ」の文字におり曲がる位しなびるまで干していきます。

丸ごとの大根はたくあんなどに使われる事が多く、また天日干しにする期間も長いため、寒い冬に行うのが一般的。

気温や湿度が高すぎるとカビがはえたりしやすくなるので、暑い夏や湿気の多い梅雨時期は避けて、大根の出荷が最盛期を迎える秋~冬にかけて行うと良さそうです。

干した(乾燥させた)大根の保存方法

カット別に乾燥させた大根を保存する方法をご紹介します

 スライス

十分に乾燥させたスライス大根は、そのままジップロックなどの密閉できる袋に食品用の乾燥材などと一緒に入れて、冷蔵庫で保存します。

輪切り

輪切りにした大根も十分に乾燥させた後は、ジップロックなどの密閉できる袋に乾燥材と共に入れて、冷蔵庫などで保存します。

丸ごと

丸ごと干した大根は乾燥材などと一緒に密閉できる袋にいれるか、ポリ袋などに乾燥材と共に入れ、口をしっかりと結びます。

たくあんなどの漬物などでもよく使われる、丸ごと大根。その他にも大根を4等分に縦に切った割干し大根なども、丸ごと大根と同じように保存を行えます。

ポリ袋に入れた後は風通しの良い冷暗所で保存します。

干す(乾燥させる)メリットについて

大根は干して完全に乾燥させる事によって、半年~1年という長期保存ができるほか天日干しを行う事で、大根のうま味や栄養分などが凝縮されるといったメリットがあります。

昔からよく使われていた、大根を長期保存させる方法でもある切り干し大根。

完全に乾燥させることで、通常ならば数週間~1か月程度しか保存できない大根が、上手に保存を行えば半年~1年程度まで保存する事が出来ます!

一旦乾燥させることによってうま味が凝縮され栄養価もあがり、尚且つ長期に渡って保存できるという、まさにメリットだらけの切り干し大根。

調理に使う際も水につけるだけで、簡単に食べられる状態に戻す事ができる優れものです。

また切り干し大根を作る際、時間はかかりますが、工程そのものはとっても簡単!

保存方法も、ジップロック・乾燥材・ポリ袋を用意するだけで直ぐに出来ますので是非チャレンジしてみてください。

まとめ

今回は大根を切り干し大根にした際の保存方法や、乾燥させることによって得られるメリットなどをご紹介させて頂きました!

購入した大根は冷蔵庫なら数週間、冷凍庫なら1か月程度保存する事が出来ますが、乾燥させ天日干しを行った大根は、その倍以上となる半年~1年程度まで保存する事が可能です。

また乾燥をさせる事で、大根のうま味が凝縮し自然な甘さを感じる切干し大根。

料理に使う際にも、水に数十分つけるだけで食べられる状態に戻す事が出来ます。

カットした大根の厚さや大きさ、更に丸ごとなど、大根の厚みや大きさによって乾燥させる期間は異なりますが、共通していることは

完全に乾燥をさせている事!

切り干し大根に適した季節は秋~冬

となっています。

水分が残っている状態で保存を行ってしまうと、そこからカビがはえたり変色するといった事になってしまう切り干し大根。

ですが上手に保存出来れば、これほど大助かりな食材もないですよね!

自家製のたくあんや漬物といった料理も作れますので、是非切り干し大根をお家で実践してみてください。

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